Takako Nakayama Labor and Social Security Attorney Office

IT業界に強い社労士

IT

IT技術の進歩は著しく、今や生活から切り離せないものとなりました。SDGsに関わるあらゆる社会問題を解決する手段としても、今後重要な役割を担うでしょう。そういった将来性のあるIT業界に、人事・労務の専門家として積極的に関わっていきたいと考えています。

IT業界は、あらゆる人がそれぞれの能力を発揮できる魅力的な業界ではないでしょうか。なぜなら、時間や場所にとらわれない自由な働き方を取り入れやすい環境だからです。人材不足が深刻化する日本ですが、魅力的な職場環境を整備すれば多様な人材が集まるでしょう。

しかしながら、IT業界はいまだに過酷な労働環境である場合も多く、長時間労働からメンタルの不調を訴える人が多いです。さらに、現場に詳しくない指示者からの理不尽な要求やキャリアへの不安からモチベーションの低下が生じ、離職する人も少なくありません。これらの問題は経営にも大きな影響を及ぼします。

業界特有の構造もあり、労働環境を変えるのは容易ではありません。膨大な業務を抱えながら労働環境の整備に時間を割くのは大変なことですし、専門的な知識も必要です。

だからこそ、人事労務の専門家である社労士に相談してみませんか。当事務所は、次のようなポイントを大切にしながら働きやすい職場づくりをサポートします。

  1. 健康経営で長く働ける職場づくりを
  2. 自由な働き方の支援
  3. SES・派遣で法令に則した運用をするために
  4. キャリアアップできるやりがいのある職場に

健康経営で長く働ける職場づくりを

IT業界は、メンタルの不調により休職・退職する方が他の業界と比べて多い傾向があります。平成29年の厚生労働省の調査では、メンタルヘルス不調によって1か月以上休職する方の割合が1.2%、退職した人の割合が0.3%でした。

休業に追い込まれる方は、すべての業界の中でも金融業・保険業に並んでトップ。100人に1人以上の方が休職に追い込まれているという労働環境なのです。

メンタルヘルス不調により連続1か月以上休職または退職した労働者割合

心身の不調は従業員の生産性を低下させ、場合によっては大切に育て上げた人材を失うことにつながりかねません。人材を失うことは経営の視点からみても大きな痛手。採用や人材育成にかかるコストがかさむばかりです。

あなたの会社では次のような困りごとはありませんか。

  1. SES・派遣で請負先に常駐しているエンジニアが、コミュニケーション不足などの影響から精神的な不調を訴えることが多い
  2. 短い納期やトラブル対応などによって長時間労働が生じ、エンジニアが心身ともに疲弊している
  3. 同じ姿勢で長時間作業するので、運動不足になりがち

SESの業態では請負先に常駐して黙々と仕事をする環境も多いことから、コミュニケーションが不足しがちです。そのため、会社でコミュニケーションを図る機会を設けることも大切です。社内で信頼できる関係作りをすることでメンタルヘルスの改善や業務へのモチベーションの向上が期待できますし、チームでより大きな業務を請け負うことにもつながるかもしれません。

近年、「従業員の健康が会社の業績向上につながる」という考え方から、健康経営に力を入れている企業が増えています。メンタルヘルスなどの健康づくりに積極的に取り組み、業務効率化や生産性の向上を目指しましょう。

自由な働き方の支援

自由な働き方支援

場所や時間にとらわれない働き方や兼業・副業解禁など、近年、働き方の考え方は大きく変化しています。多様な人材を獲得するため、新しい働き方に対応した職場づくりを進めている企業も多いことでしょう。

とくにIT業界は「外部の人と接触する機会が少ない」「自分のペースで進めやすい」という特性の業務が多いことで、テレワークへの対応も早いです。しかし、自由な働き方に対応した職場環境を整備するためには、就業規則や労使協定の見直しが必要になる場合があります。労務管理が複雑化し、専門的な知識も必要です。

例えば、次のような困りごとはありませんか。

  1. 場所や時間にとらわれない働き方や兼業・副業推進のために就業規則や労使協定を見直さなければならないが、専門知識が必要で難しい
  2. テレワークを導入したいが労務管理や在宅勤務手当の考え方に不安があるし、長時間労働対策も必要だ
  3. フレックスタイムを導入したいが、時間外手当の考え方や勤怠管理の運用が不安だ

テレワークやフレックスタイムの導入においては、就業規則の見直しはもちろん、ルール作りや運用までの準備も大事です。

セキュリティ対策や個人情報保護の観点からも運用方法を考えなければなりません。当事務所所長は個人情報保護士資格を取得しており、労務だけでなく個人情報保護の面でもアドバイスが可能です。

多角的な視点を持って、働きやすい環境を整えていきましょう。

SES・派遣で法令に則った運用をするために

コンプライアンス

IT業界はSESや派遣の業態を採用している企業も多いですよね。SESの場合は偽装請負、派遣の場合は労働者派遣法違反などに注意しなければなりません。ルールを守る事は従業員との信頼関係を築くうえでの基本中の基本。しかし、そのためにはさまざまな法令を熟知しておく必要があります。

例えばこのような不安はありませんか。

  1. 派遣社員の同一労働同一賃金制度の考え方がピンとこない
  2. 派遣許可申請をどのようにしたらよいかわからない
  3. 目まぐるしい法改正に対応しきれない

同一労働同一賃金は、正社員と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇差を解消するもの。派遣会社の場合は、派遣先均等・均衡方式と労使協定方式のいずれかを選択することによって、派遣労働者の公正な待遇を確保します。

労働者派遣法はかなり複雑なうえ、法改正にも対応しなければなりません。法令違反により行政処分を受けないためにも、法令を遵守して運用を行いましょう。

キャリアアップできるやりがいのある職場に

キャリア

SESや派遣で請負先に常駐しているエンジニアは、自分のキャリアに不安を抱く人も少なくありません。なぜなら、常駐先で日々単純作業を行うばかりで、キャリアアップが期待できないと感じてしまうからです。

自分自身のキャリアに不安がある人は、転職や独立を考え離職する場合もあります。優秀な人材ほどそのように考えるものです。従業員が長く勤めたいと思う職場をつくるために、従業員が自身のキャリアを見通せる環境を整備していきましょう。

キャリアアップできる環境づくりのため、次のような手段が考えられます。

  1. 従業員の能力や貢献度を査定して昇給昇進などに反映させる人事評価制度を導入し、従業員のモチベーションを高める
  2. 能力開発の標準的な道筋を示したキャリアマップを作成することで、キャリアに関する目標意識を高める
  3. 個人のスキルアップを支援する

常駐先ではコミュニケーション不足になりがち。自分のキャリアについて相談する機会もなく、孤独に思う従業員もいます。そういった意味で人事評価制度の導入は、コミュニケーションを促す点でも有効です。

キャリアマップの作成は人材育成の面でも便利です。なぜなら、キャリアの道筋を明確にすることによって従業員自身が目指す方向が見え、自ら学ぼうとする意欲が湧くからです。

また、キャリアの選択肢をいくつか用意しておくことも重要ではないでしょうか。マネジメントの立場を目指す人、エンジニアとしての技術力を高めたい人、それぞれのキャリアを支援する体制が必要です。

自分自身のキャリアを見据えることができれば、従業員は長く安心して働くことができ、業績アップにもつながるでしょう。